サビ錆さび
なんで錆の話?
先日Twitter上の一部で盛り上がった内容なんですが
ガンロッカー内の銃の錆について
丁度梅雨時ということも有り、自分もガンロッカーに除湿剤(水溶液が貯まるタイプ)を
設置したばかりだ
そうしたら。。。。
これは由々しき事態!!!
自分が購入したのも、フタを開けると中に水が貯まるタイプ!
こいつは便利なんですよ
フタを開ければ中の塩化カルシウムと水分が反応して、塩化カルシウムの水溶液として下に溜まってくれる。除湿にはもってこい!
(塩化カルシウム水溶液は水と違って気化しにくい性質とのことです)
(なので塩分を含んだ空気を撒き散らすという心配は無さそうです)
で、こいつが注意をしないといけないのは。。。。「転倒させて中身をこぼす!」と言う事
こいつの侵食力は強力で、あっという間に錆に発展します(他の方の実験結果をどうぞ)
それぞれの溶液に漬け込んで、どんな反応がでるか?という実験結果の画像です
と言う具合に時間と共に短時間に錆の状態が進行してきているのがわかります。
まぁ結論からいうと。。。。「倒さなければ良い!」です!
せっかくなんで調べたこと放出します
錆の発生メカニズム
わかりやすい絵を拾ったので転載!
鉄の基本構造はFe原子と自由電子e-から出来ていて、大気中では安定しています
更に空気中の酸素が水分に溶け込むと、自由電子e-が水分に取り込まれ、水の酸素と電子が反応して。OH-のマイナスの水酸化鉄イオンになります。一方鉄は電子が奪われた為にFe2+のプラスイオンになります。
Fe2+はさらに電子を離しFe3+に変化し、 Fe3+はOH–を引き寄せ、Fe(OH)3となります。
その後水分(H2O)がなくなり、酸化鉄としてサビ(Fe2O3)になります。
なるほど、わかったような、、、、わからないような
まぁ鉄は水分と反応して酸化鉄(サビ)になるってことですかね
対策
結局のところ除湿!が一番の有効手段って事ですかね
なので、このまま押し入れ用の除湿材を転倒防止をして使うことが有効だと思われます
ちなみに除湿能力は
1)シリカゲル
シリカゲル1gあたり=0.5gの水分
2)塩化カルシウム
塩化カルシウム1gあたり=3-4g(実際には10g程度の吸着能力があるらしい)
こいつは、空気中の水分にゼラストで開発したオリジナル成分が溶け込んで鉄に付着した水分と反応を抑えてくれるって代物です
実際には、地下トンネル内の制御盤内の防錆材として使用。盤内及び基版類にサビや腐食は現れてなかったので効果は高いと思われます。
あと海外向け製品の出荷時に現地についたらひどく錆びついていた(船便)ので
これを使うようにしてからのトラブルは今のところ無いです。
で、使用量をざっと計算したんですが
5丁用ガンロッカー(1350×400×330 約178L)
これにゼラスト推奨の安全係数をかけて。。。
今回は
腐食環境:腐食性ガス無し
密閉度 :低
設置場所:屋内
の条件で「安全係数1.4」とします。
なので
178L × 1.4 = 約250L 以上の防錆能力が欲しいので
VC1-1 3個使用(330L)で1年(2017年7月:1520円×3)
VC2-1 1個使用(340L)で2年(2017年7月:4096円)
自分はVC2-1を設置することにします!
サビは出てからでは遅いですからね。。
あっあと取付時の注意事項があった
ゼラストから発生するガスは空気より重いので下に広がります
なので設置するときはロッカーの上部が望ましいです
換気用のガラリがついているときは、空気の通り道にもなるガラリに貼り付けるようにして下さい
****追記(20170720)****************************
サビネーズについて
サビネーズの使用条件として
密閉空間で20L 1年~2年
ですので、安全係数をそのまま使って1.4倍した250Lとして考えると12.5個必要なので
13個。。。ちょっとすごい量になりそうなので控えようかとorz
ディスカッション
コメント一覧
今年の夏はGROOVE加工に出したので、結局まだ錆対策してない。
サビネーズはポチったんだけど、開封してないw
GROOVE加工。。。。NETで検索すると溝加工?ドットサイトとかホロサイトとかスコープ狙ってます????
サビネーズ。。。20Lまでってのが残念な仕様ですよねぇ
いずれハーフライフルバレルを入手するつもりです。
私の銃はカンチレバー銃身が流通していないのでスコープ乗っける必要が出てきます。
サドルマウントだと銃番号隠れてしまい銃検のたびに外す必要がありそうで。